ほぼテク6月25日GPTの最新機能!「Azure OpenAI Service on your data」を試してみました!

ほぼテク読者の皆様、いつも大変ありがとうございます!
我妻裕太です。

本日もGJTサイトから情報発信いたします!

今回はChatGPTで最近プレビューされた「Azure OpenAI Service on your data」について実際に試してみましたので、その結果をご紹介します。
何かの参考になれば幸いです。

Azure OpenAI Service on your dataとは?

Azure OpenAI Service on your data

最初にAzure OpenAI Service on your dataについて解説します。

Azure OpenAI Service on your dataは、公開プレビューとして発表された新機能で、自分自身のデータを用いてOpenAIモデル(GPTなど)の力を引き出すことができます。
この新機能は、データとのインタラクションや分析の方法を画期的に変え、より高精度、高速な洞察を提供します。

データの可能性を引き出す

Azure OpenAI Service on your dataは、OpenAIモデルを直接自分のデータに適用することで、データの全ポテンシャルを引き出すことを可能にします。
GPTの高度な会話AI機能を用いて、組織全体のコミュニケーションを効率化し、カスタマーサービスを向上させ、生産性を向上させることができます。
れらのモデルは、予め学習した知識だけでなく、特定のデータソースから情報を取得して応答を生成します。

これにより、最新の情報に基づいた応答が得られます

主な使用ケース

Azure OpenAI Service on your dataは、さまざまな業界のビジネスを革新する様々なアプリケーションを提供します。
自動化されたデータリクエストの提供、カスタマーサービスの強化、収益生成の促進、B2CやB2Bのインタラクションでの生産性向上など、可能性は無限大です。
この強力なサービスは、ドキュメントの収集とインデキシングなどのプロセスを簡素化し、法的な洞察や財務データへの迅速なアクセスを提供し、より良い意思決定を支援します。
また、正確なマーケティング対応のためのリソースを活用したり、ソフトウェア開発やHR手続きを効率化したりすることも可能です。

Azure OpenAI Service on your dataを活用することで、価値ある顧客洞察を得たり、データへのアクセスを収益化したり、深い業界や競争者の洞察を得たりすることができます

どのように動作するか

正式な内部のアーキテクチャは公開されていませんが、恐らく触った感じでのイメージがこちらです。独自データで検索をしてその結果とこれまでの事前学習の内容をもとに回答を生成しているようです。ちょっと不思議な回答もありましたが、独自データを連携できるのはいいですね。

Azure OpenAI Service on your dataは、どのようなソースからでも、あなたのデータを取り込み、接続します。
データがローカルに保存されている場合でもクラウドに保存されている場合でも、その全ての潜在能力を引き出すために、シームレスな接続性を提供します。
高度なツールを用いて、あなたのデータを効率的に処理、整理、最適化し、価値ある洞察を得てその品質を向上させます。

さらに、ユーザーフレンドリーなAPIとSDKを提供することで、既存のシステムとの簡単な統合を可能にします。
また、カスタマイズ可能なサンプルアプリを提供することで、迅速な実装を可能にします。
データの共有と利用が効率的に行えるようになり、組織内や顧客との情報共有を迅速に行うことができます。

Azure OpenAI Service on your dataは、以下のような多くのソースへの接続をサポートしています:

Azure Cognitive Search index
あなたのデータをAzure Cognitive Search indexに接続することで、OpenAIモデルとのシームレスな統合が可能になります。

Azure Blob storage container
あなたのデータをAzure Blob storage containerに接続し、Azure OpenAI Serviceを使用して分析や対話のために簡単にアクセスできます。

ローカルファイル
Azure AIポータル内のファイルに接続して、あなたのデータを接続するための柔軟性と便利さを提供します。
データはAzure Cognitive Search indexに取り込まれ、チャンク化されます。txt、md、html、Wordファイル、PowerPoint、PDFなどのファイル形式が分析や対話に利用できます

Azure AI Studioチャットプレイグラウンドとデプロイメントオプション

Azure OpenAI Serviceモデルの機能をAzure AI Studioのチャットプレイグラウンドで探索できます。
これは、プロンプトに基づいて結果を生成したり、反復したり、実験したりできるノーコード環境です。チャットプレイグラウンドは使いやすいインターフェースを提供してくれています。
上記が実際のイメージです。

弊社Webサイトの情報を連携させてみました!

今回は以下のWebサイトのページをWordにしてアップロードしています。
テキストの前処理などは今回はせず、単純にテキストをコピペした簡易的なデータです。

  1. ほぼテク

  2. HOME

  3. Taskly

  4. Career

  5. about

Azure Cognitive Searchと連携版

最初はAzure Cognitive Search との連携です。
少しだけ、Azure Cognitive Search について解説します。

Azure Cognitive Searchは、Microsoft Azureのクラウドベースのサービスで、開発者がウェブサイト、アプリケーション、およびデータベース内の大量のデータから情報を検索するための検索ソリューションを簡単に構築できるサービスです。

全文検索をサポートし、単語の一部またはフレーズを使用してコンテンツ内を検索できます。
以下のような特徴があります。

拡張性
需要に応じて、Azure Cognitive Searchのリソースをスケーリングすることができます。
これにより、検索ボリュームの増加に対応し、パフォーマンスを維持できます。

統合
Cognitive Searchは、Azureの他のサービスと統合が可能であり、例えばAzure Blob Storageからデータをインポートすることができます。
また、MicrosoftのCognitive Servicesとも統合でき、画像やテキストから高度な情報を抽出するAI機能を利用することができます。

ランク付けとフィルタリング
検索結果は関連性に基づいてランク付けされ、開発者は特定の条件に基づいて結果をフィルタリングすることができます。

カスタマイズ
検索インデックスのカスタマイズや、検索結果のランキングアルゴリズムを調整するオプションも提供されています。

言語サポート
多くの言語に対応しており、様々な言語のテキストの検索と解析が可能です。

Azure Cognitive Searchは、e-コマースサイト、企業のドキュメント管理システム、コンテンツ管理システムなど、情報を効率的に検索する必要がある様々なアプリケーションで使用されています。
開発者はAzure Portalを使用するか、REST APIおよびSDKを利用してCognitive Searchをプログラムで操作できます。

結果はこちら↓

Azure Cognitive Searchとの連携は?

我妻裕太:aboutページに記載されている会社の基本情報(設立年、所在地、役員など)を教えてください。
GPT:設立年、所在地、役員などの基本情報については、私が取得したドキュメントには該当する情報がありませんでした。申し訳ありませんが、回答することができません。

我妻裕太:Tasklyの主な機能とその利用方法について説明してください。
GPT:Tasklyの主な機能と利用方法については、私が取得したドキュメントには該当する情報がありませんでした。申し訳ありませんが、回答することができません。

我妻裕太:AIとは
GPT:AIとは、人工知能(Artificial Intelligence)の略称で、人間の知能を模倣する技術やシステムを指します。AIは、機械学習、自然言語処理、画像認識、音声認識などの技術を用いて、人間の知能を模倣し、自律的に問題を解決することができます。AIは、医療、金融、製造、交通、エネルギー、農業など、あらゆる分野で活用されています。 1
 1 references:1about.docx - Part 1

我妻裕太:ブロックチェーンとは
GPT:ブロックチェーンとは、分散型台帳技術の一種で、取引履歴をブロックと呼ばれるデータの塊にまとめ、それらを連結して一つのチェーンにすることで、改ざんや不正を防ぐことができる技術です。ブロックチェーンは、ビットコインなどの仮想通貨の取引に利用されることが多いですが、その他にも、不動産登記や投票システムなど、様々な分野で利用されています。 1
 1 references:1about.docx - Part 1

んーーーーちょっと微妙な回答です!

質問の仕方が悪いのかもしれない、と、Azure Cognitive Searchを突貫で作ったので、作り方間違えたかもしれません!
が、とりあえず今回は30点くらいですかね(笑)

ただ、回答してくれているものは参照したドキュメントを「references」と書いてくれているので、いいですね。
これが前述した事前学習した知識に参照しているドキュメントも混ぜて回答してくれているかもしれません!

では続いて、今のがいまいちだったので、ちょっとアプローチを変えます。

ローカルファイルとの連携は?

我妻裕太:aboutページに記載されている会社の基本情報(設立年、所在地、役員など)を教えてください。
GPT:GROWTH JAPAN TECHNOLOGIESは、2023年に設立されたエンジニア・リサーチャー向けの会社で、所在地は神奈川県横浜市青葉区一番町3-11-15 1 。役員については、情報が見つかりませんでした。
 1 references:1Career.docx - Part 1

我妻裕太:Tasklyの主な機能とその利用方法について説明してください。
GPT:Tasklyは、GROWTH JAPAN TECHNOLOGIESが開発したWebアプリケーションおよびモバイルアプリケーションで、タスク管理、プロジェクト管理、チームコミュニケーションなどの機能を提供しています。具体的には、タスクの作成、割り当て、期限の設定、進捗状況の確認、コメントの投稿、ファイルの共有などが可能です。利用方法は、Tasklyにアカウントを作成し、プロジェクトを作成してから、タスクを作成し、必要に応じて割り当て、期限を設定し、進捗状況を確認するなどの操作を行うことができます。
 1 references:1Career.docx - Part 1

我妻裕太:ほぼテクの最新記事の要約を教えてください。
GPT:GROWTH JAPAN TECHNOLOGIESの最新記事については、以下のような内容が含まれています。GPTを使用して、チャットボット用のQAデータを作成する方法について説明しています。QAデータは、日本語で作成されます。また、QAデータの作成には、約10分かかります。 1
 1 references:1ほぼテク6月24日GPTの活用事例!チャットボット用のQAデータをGPTで作成してみた!.docx - Part 1

我妻裕太:GROWTH JAPAN TECHNOLOGIESの代表は?
役員については、情報が見つかりませんでした。
 1 references:1HOME.docx - Part 1

ん、なかなかいいんじゃないか、いいんじゃないか?さっきよりいい感じになったんじゃないか?
最初の質問は神奈川の会社になっていますが、後半2つの質問はかなりいい感じにドキュメントを参照して回答してくれています。

最後は情報がありませんでした、でしたが、50点くらいですかね。

Tasklyの説明は社名とWebサイトの情報をもとに上手に回答してくれています!
ほぼテクの話も昨日の記事がQAデータ作成でしたので、いい感じですね。

これはいい!っというのと先ほどのAzure Cognitive Searchは私がたぶん作り方間違えているな・・・(汗)
すいません・・・

まとめ

っということでいかがでしたでしょうか。

ChatGPTの最新プレビューを試してみました。
これがあれば容易にデータをアップロードできるのと自社データを活用してエンタープライズサーチができそうですね。
Webサイトの検索や社内利用も進むのではないでしょうか。

一部回答がうまくないケースもあるので、その点はチューニングや運用でカバーなどの検討は必要かもしれません。
プレビュー版なので、早く本格版になってほしいものですね。

いやー今日もいいっすね。面白い。ワクワクしかないな。

これからも最新情報を発信しながらみなさんに新しい価値をお届けできればと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

弊社はChatGPTに関しての開発ノウハウがあるので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

原稿執筆
株式会社GROWTH JAPAN TECHNOLOGIES  我妻裕太

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