ほぼテク11月5日ChatGPTの効果的な対話を促進するプロンプトテクニック!?明確な質問の重要性

AI生成AIChatGPTGPTプロンプト

11月5日

著者裕太我妻

GPTに関する連続投稿約193日目！

ChatGPTとの対話は、その精度や有用性において、質問の仕方に大きく左右されます。
特に「明確な質問をする」というテクニックは、望む情報を効果的に引き出す鍵となります。

今日はこのテクニックに焦点を当て、その有効性と実践方法を解説します。

明確な質問の力

「明確な質問」とは、具体的かつ詳細な情報を求める質問のことを指します。
これにより、ChatGPTは指定された範囲と内容に基づき、正確かつ簡潔な回答を提供できるようになります。

具体的な例を以下に挙げてみましょう。

OKパターン

「第二次世界大戦は何年に始まり、どの国が関与していましたか？」

この質問は非常に明確です。第二次世界大戦という特定の事件に焦点を当て、その開始年と関与国について尋ねています。
このような質問に対して、ChatGPTは具体的で的確な情報を提供することができます。

実際に会話の内容は以下の通りです。

————————————————————————————————————

（我妻）第二次世界大戦は何年に始まり、どの国が関与していましたか？

（ChatGPT）第二次世界大戦は1939年に始まりました。関与した主要国は以下の通りです。

連合国:

イギリス
ソビエト連邦（1941年から）
アメリカ合衆国（1941年から）
フランス（ナチス・ドイツによって1940年に占領され、後に自由フランスとして戦争を続ける）
中国

枢軸国:

ドイツ
イタリア
日本

これらの国々のほかにも多くの国が関与し、全世界的な紛争となりました。戦争は1945年に終結しました。

————————————————————————————————————

具体的に欲しい情報を得ることが出来ましたね。
では続いてはこちら。

NGパターン

「戦争について教えて。」

これは非常に曖昧な質問です。
戦争は広範囲にわたるテーマであり、特定の戦争、期間、地域などが指定されていません。
そのため、ChatGPTはどの戦争について話すべきか、どのような情報を提供するべきかを判断するのが困難です。
結果として、一般的で広範囲な情報を提供せざるを得ません。

実際に会話の内容は以下の通りです。

————————————————————————————————————

（我妻）戦争について教えて。

（ChatGPT）

戦争についての説明は非常に広範囲で複雑ですが、基本的な概念から始めましょう。

戦争とは、国家や集団が対立する他の国家や集団との間で、武力を用いて行う組織的な紛争のことを指します。戦争は歴史を通じて人類の社会に影響を与えてきました。戦争の原因は様々で、領土や資源の争奪、宗教的・民族的な対立、政治的な理念の相違などが挙げられます。

戦争は大きく分けて国際戦争と内戦に分類されます。国際戦争は異なる国家間で行われる戦争であり、内戦は一つの国の中で異なる集団間で行われる戦争です。近代以降、戦争の性質は大きく変化しました。19世紀の産業革命以降、戦争における技術の進展は著しく、第一次世界大戦と第二次世界大戦では大量破壊兵器が使用されました。

また、20世紀には核兵器の開発により、戦争の性質はさらに変化しました。核兵器の持つ破壊力は非常に大きく、冷戦時代にはアメリカとソビエト連邦の間で核戦争の危機が何度もありました。核兵器の拡散防止と核軍縮は、現代の国際政治において重要な課題の一つです。

戦争は社会や経済に甚大な影響を及ぼします。人的な損失のほか、経済的な破壊、社会秩序の崩壊、難民の発生、環境への悪影響など、多くの負の側面を伴います。そのため、戦争を防ぎ、紛争を平和的に解決するための国際的な取り組みが常に行われています。

戦争と平和に関する研究は、政治学、歴史学、社会学、心理学など多岐にわたる学問分野で行われており、戦争を防ぎ、世界の平和を促進するための知見が集積されています。

————————————————————————————————————

明確な質問の利点

情報の精度
明確な質問は、的を絞った精密な回答を得ることを可能にします。
時間の節約
具体的な質問は、不要な情報を省略し、迅速な情報提供を実現します。
混乱の防止
曖昧な質問は誤解を招きやすく、追加の質問を必要とすることがありますが、明確な質問ではそのリスクが減少します。

実践方法

具体性を心がける
質問する際は、特定の主題、期間、地域などを明示しましょう。
情報の範囲を絞る
情報の範囲が広すぎると、回答が一般的になりがちです。可能な限り範囲を絞り込みましょう。
明確な目的を持つ
何を知りたいのか、何のためにその情報が必要なのかを自問自答することで、質問がより明確になります。

抽象的な質問の有用性

前述の通り、「明確な質問をする」テクニックは情報を精密かつ迅速に得るために重要です。
しかし、それは抽象的な質問が無用であるという意味ではありません。

実際に、広範囲にわたる初歩的な理解を求める場合や、話題に対する一般的なガイドが必要な場合には、抽象的な質問が非常に有効です。

抽象的な質問のメリット

広範な理解の促進
一般的な質問は、話題に対する広範な概要を提供し、それに基づいてさらに具体的な質問を立てる基盤を築きます。
探索的対話の開始
抽象的な質問は、特定の知識がない場合や、話題についての全体像を把握する必要がある場合に有用です。
話題の概要の提供
多岐にわたる話題についての初歩的な理解が求められる場合、抽象的な質問は一般的な情報を提供し、それに基づいて具体的な探求を始めることができます。

実践方法

話題に対する理解を深める
まず、一般的な質問で話題に対する全体像を把握し、その後、特定の側面についてさらに掘り下げるための質問を立てます。
探索的対話を楽しむ
一つの抽象的な質問から始めて、その回答を基に次の質問を立てることで、探索的な対話を進めることができます。
段階的なアプローチを取る
初歩的な知識から始めて、徐々により専門的で具体的な情報に向かって質問を深めていくことが有効です。

まとめ

明確な質問と抽象的な質問、両方のテクニックはChatGPTとの対話において異なるシチュエーションや目的に応じて有効です。
全体像の理解から始めて徐々に詳細に迫るという段階的なアプローチは、特に新しい話題や複雑なテーマに対しては理解を深めるのに効果的です。
次回は、さらに異なるプロンプトテクニックについて解説しますので、ぜひお楽しみに！

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

何かの参考になれば幸いです！
また次回お会いしましょう。