ほぼテク6月18日最新情報アップデート!AIとの会話で進化する車の運用― メルセデス・ベンツのChatGPTの試験搭載について
ほぼテク読者の皆様、いつもありがとうございます!
我妻裕太です。
本日も情報発信いたします。
本日は6月16日の日本経済新聞の最新情報についてお届けします。
メルセデス・ベンツ、ChatGPTを試験搭載 米国で90万台(日本経済新聞、2023年6月16日)
2023年6月16日、日本経済新聞の記事「メルセデス・ベンツ、ChatGPTを試験搭載 米国で90万台」によると、メルセデス・ベンツはマイクロソフトと協力し、対話型人工知能(AI)「ChatGPT」を車に試験的に搭載すると発表しました。
これは、AI技術がどのように車の運転体験を豊かにするかを具体的に示す一例となるでしょう。
同記事によれば、「メルセデスは音声を使ってエアコンや音楽再生を操作する支援機能をすでに自社の車に取り入れている。
チャットGPTを組み込むことで、ドライバーが運転をしながら音声で訪問先の詳細を尋ねたり、夕食のレシピを聞いたりと、より細かい会話ができるようになる」。
これは、車がただの移動手段から、よりインタラクティブで情報を提供するツールへと進化していることを示しています。
新たに搭載される機能はマイクロソフトのクラウド基盤を利用し、チャットGPTをネット経由で使用するとのことです。
この点について、記事は、「まずは米国でメルセデスの車の利用者を対象にアプリなどを通じて申し込みを募り、遠隔でソフトを更新して試験的に3カ月使えるようにする」説明しています。
これにより、ユーザーが直接AIの利益を試す機会が設けられ、その反応に基づいて機能の改善が行われる可能性が示されています。
チャットGPTの車への実装は初めて
ついに車の中にChatGPTが搭載される時代がやってきました!
ただ車を運転するだけでなく自然な会話をしながら情報提供やナビゲーションをしてくれることによって運転するという行為が一つの新しい体験になり、より楽しいものになるはず。
曲の再生、ナビゲーション、今すぐ入れる飲食店のリサーチ、話し相手など活用のシーンは盛りだくさんですね。
早く本格運用を開始してもらいたいものです。
個人的にはお昼がすぐ食べられる飲食店を探す機能が欲しいです。
以前にご紹介した食べログプラグインのようなイメージです。
ランチ難民を助けてくれる可能性は十分になると思います"(-""-)”
今後自動運転やリビングのまま運転するような時代もくると思うので、その時に必須の技術になるはずです。
今後にますます期待したいです!
インフォテインメント
「インフォテインメント」は、「情報(Information)」と「エンターテイメント(Entertainment)」の合成語で、情報提供と娯楽が一体となった形態のコンテンツやサービスを指します。
具体的には、エンターテイメント要素を通じて情報を提供し、学習や理解を促進するような媒体やプラットフォームを指します。
特に自動車業界においては、車内エンターテイメントシステムや、車両情報、ナビゲーション、通信機能などを統合したシステムを指すことが多いです。
スマートフォンと同様に、これらのシステムはユーザーに音楽再生、映画視聴、ゲーム、ナビゲーション、通話、SNSアクセス等の多様なサービスを提供し、運転者や乗客の移動体験を豊かで便利なものにしています。
これは自動車がただの移動手段ではなく、運転者と乗客が移動中に情報を得たり、エンターテイメントを楽しむための空間としての役割も担っていることを示しています。
インフォテインメントシステムは、通常、タッチスクリーンディスプレイ、音声認識、ハンズフリーデバイス、ステアリングコントロールなどを備えており、これらを使ってナビゲーション、音楽再生、通話、テキストメッセージングなどの機能を操作します。
最近では、これらのシステムはスマートフォンとの統合をさらに深め、Apple CarPlayやAndroid Autoなどのプラットフォームを利用して、スマートフォンのアプリを直接車内のディスプレイで操作できるようになりました。
また、最新のインフォテインメントシステムでは、AI技術が取り入れられており、運転者の好みや行動パターンを学習して、推奨されるルートや音楽選択などを個別にカスタマイズすることができます。
このように、インフォテインメントシステムは、移動体験をより安全で快適で、個々のユーザーに合わせたものにするための重要な要素となっています。
しかしながら、これらのシステムの高度化は、同時に操作が複雑になるという問題も引き起こしています。
この問題を解決するために、一部の自動車メーカーは、音声を使ってインフォテインメントシステムを操作するAIアシスタントの開発に取り組んでいます。
これらのAIアシスタントは、運転者が視線を道路から外すことなくシステムを操作できるようにすることで、安全性を向上させる役割も担っています。
Azure
OpenAI社との提携により、マイクロソフトの存在感がこれまで以上に高まるに違いないと思います。
クラウド基盤としてもAWSやGCPよりも個人的には使いやすい印象でユーザ目線を考えるのが得意な会社だと思います。
そこにChatGPTが入ることによって今まで以上に便利でワクワクするサービスを提供してくれるはずです。
Azureもマイクロソフトサービスも全体的に期待大です。
ちなみにちなみに、
マイクロソフトのAzure(アジュール)は、クラウドコンピューティングサービスの一つで、企業がサーバーやデータセンターの物理的なインフラストラクチャを所有、運用することなく、各種のITリソースやサービスをインターネット経由で利用できるプラットフォームです。
Azureは広範で豊富なサービスを提供しており、これには以下のようなものが含まれます:
Compute:仮想マシン (VM) やコンテナなどのコンピューティングリソース。
Storage:データの保存や管理を行うためのサービス、例えばBlobストレージ、ディスクストレージ、ファイルストレージなど。
Database:関係型データベースやNoSQLデータベースなどの各種データベースソリューション。
Networking:仮想ネットワーク、ロードバランサー、VPNゲートウェイなどのネットワークリソース。
AI + Machine Learning:AIモデルの訓練、デプロイ、管理を行うためのツールやサービス。
Analytics:ビッグデータ分析、ストリーム分析、データレイクストレージなどの分析ツール。
Azureはパブリッククラウドサービスとして提供されているため、全世界の各地で運用されているデータセンターからサービスを提供します。
これにより、世界中のどこからでも高速にサービスにアクセスし、世界中のユーザーに対してサービスを提供することが可能になります。
また、Azureはインフラストラクチャーとしてのサービス(IaaS)、プラットフォームとしてのサービス(PaaS)、ソフトウェアとしてのサービス(SaaS)の3つのクラウドコンピューティングモデルすべてをカバーしています。
これにより、ユーザーは自分たちのニーズに応じて適切なレベルの制御と管理を選択することができます。
セキュリティについては、Azureは一連のコンプライアンス認証を取得しており、データ保護、アクセス制御、エンドツーエンドの暗号化など、強力なセキュリティ機能を提供しています。
これにより、ユーザーは自身のビジネスやアプリケーションのデータを安全に保存、管理することが可能です。
記事で言及されている「マイクロソフトのクラウド基盤「アジュール」にチャットGPTの機能を搭載して、外部企業が簡単に自社の製品やサービスに生成AIを組み込めるようにしている」部分は、Azureの豊富なAI + Machine Learningサービスの一環として、ChatGPTをサードパーティのアプリケーションやサービスに組み込むための機能やAPIを提供していることを示しています。
まとめ
っということでいかがでしたでしょうか。
ChatGPTが出てから世の中の進化のスピードがさらに早くなったような気がします。人類にとってはすごく喜ばしいことだと思います。
大事なのはそのスピード感についていくことと、ネガティブに捉えずポジティブに捉えて正しい使い方をしていくことなのではないでしょうか。
これまからも最新情報を発信しながらみなさんに新しい価値をお届けできればお思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
弊社はChatGPTに関しての開発ノウハウがあるので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
原稿執筆
株式会社GROWTH JAPAN TECHNOLOGIES 我妻裕太
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