ほぼテク7月19日GPTのライバルになるか?満を持して登場のMetaのLlama2が先ほど公開されました!
ほぼテク読者の皆様、いつも大変ありがとうございます!
我妻裕太です。
本日もよろしくお願いいたします。
GPTに関する連続投稿約85日目です!
本日はついに!いよいよ!満を持して登場のGPTのライバルになり得るか?MetaのLlama2が先ほど公開されました!
ポイントは研究目的はもちろん、商用利用にも無償で提供されるという点です。
これは、かなりのインパクトを持つ発表で、とても素晴らしいニュースだと思います。
以下が弊社の方で独自に翻訳して要約した内容です。
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MetaとMicrosoftは、オープンソースの大規模言語モデルである「Llama 2」の利用可能性を発表しました。
Llama 2は、研究および商用利用のために無料で提供されます。
長年にわたるMetaとMicrosoftのパートナーシップを拡大し、Llama 2においてMicrosoftを優先的なパートナーとしています。さらに、Llama 2のアクセスを開放することで、AI技術のオープンイノベーションを信じるテクノロジー、学術、政策の幅広い企業や人々の支援を得ています。
このパートナーシップの拡大により、MicrosoftとMetaは基礎的なAI技術へのアクセスを広げ、世界中のビジネスに利益をもたらすためのオープンなアプローチを支持しています。
また、彼らは、Llama 2の使用にあたってリソースを提供し、責任ある開発を強調しています。
Llama 2は、Microsoft Azureを使用する開発者が構築し、クラウドネイティブツールを活用してコンテンツのフィルタリングや安全機能を利用できるように、Azure AIモデルカタログで利用可能となりました。また、Amazon Web Services(AWS)、Hugging Faceなどの他のプロバイダーでも利用できます。
さらに、Metaは、大規模言語モデルの安全で責任ある展開について共同で作業している研究機関、テクノロジー、学術、政策の人々との共同作業を通じて、AIモデルが公正かつ責任を持って使用されることを確保するための方針を設けています。また、新たなパートナーシッププログラムを立ち上げ、Llamaを使って難題を解決することを目指すイノベーターのコミュニティを活性化するチャレンジも開始します。
引用:https://about.fb.com/news/2023/07/llama-2/
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っということだそうです!とても楽しみです。
さぁそして、ここで大好きGPTとの違いを考えてみましょう。
1.開発者とパートナーシップ
Llama 2 はMetaとMicrosoftによって共同で開発されています。
これは、AIの進歩と広範な適用を促進するための強力なパートナーシップを示しています。
一方、ChatGPTはマイクロソフトは投資はしていますが、OpenAIによって独自に開発されているものと思います。
2.利用可能なプラットフォーム
Llama 2 は、Microsoft Azure、Amazon Web Services (AWS)、Hugging Faceなどのプラットフォームで利用可能で、さまざまなプラットフォームと統合されることが明示されています。
一方、ChatGPTはOpenAIのAPI、マイクロソフトのAzure OpenAI Serviceを通じてアクセス可能で、利用できるプラットフォームは若干違いがあると思います。
3.アクセスの開放性
Llama 2 はオープンソースであり、研究や商用利用のために無料で利用できると明記されています。
一方、ChatGPTはそのAPIを通じてアクセス可能であり、商用利用にはライセンスが必要です。
大きな違いはLlama 2がオープンソースとして公開された点でしょうか。
今までは中身がブラックボックスに近かったのですが、そこがオープンになった!とても楽しみですね。
利用についてはMetaとマイクロソフトそれぞれから申し込みが可能なようで早速以下のページより申し込みしてみました!
Metaの申し込みページ
マイクロソフトの申し込みページ
まとめ
っということでいかがでしたでしょうか。
本日はGPTとMetaのLlama 2を比較してみました。
オープンソースとすると透明性や発展性が期待されますし、クローズドにすることによって技術の不適切な使用を防ぐこともできると思うので、どちらも一長一短なのではないでしょうか。
大切なのはどのように活用できるか考えていくことなのではないでしょうか。
Llama 2が利用できるようになったらGPTと会話をさせて、色々な知見やノウハウを見てみたいものですね。
色々なLLMがでてくることによって市場が活性化して面白い社会ができればと思います。
新たなAIの時代の幕開けであり、未来への興奮に満ちた一歩です。
今回の記事がみなさまの何かの参考になりましたら幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
原稿執筆
株式会社GROWTH JAPAN TECHNOLOGIES 我妻裕太
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